太陽神である天照大御神が隠れた洞窟の天岩戸
新聞に南伊勢志摩の旅の懸賞広告に応募したら数日後「当選しました」の知らせが届き、南伊勢志摩の旅をたっぷり満喫してきました。
そこで、今回は伊勢志摩にある「天の岩戸」について紹介したいと思います。
南伊勢に向かう途中に「天の岩戸」の看板を見かけて気になったから寄ってみました。
天の岩戸
伊勢志摩国立公園の中にあります。
説は伊勢の地だけではなく日本中に「天岩戸」の伝説は残ってますね。
世界が暗闇に包まれた岩戸隠れの伝説の舞台である天岩戸なんですが、この「天の岩戸」が伊勢の地にあるとは今まで知らなかったんです。
天の岩戸の石碑の一の鳥居
大きな「天の岩戸の石碑」と「石灯籠」が目に付きます。
鳥居の先は手入れされた林が続く林道
2匹の狛犬が見守る二の鳥居
神の領域へ魔者が入らないように左右には狛犬が配置されています。
鳥居周辺には石灯篭も並んでいて厳粛な雰囲気を醸し出しています。
一の鳥居から暫く走ると二の鳥居、この鳥居をくぐるとすぐ先に駐車場があります。
ここから神域の世界
参道を歩くと三の鳥居
駐車場からしばらく歩くと三の鳥居へ。
この辺りは神宮林になっており自然が持つ癒しのパワーを感じます。
神話の世界に入り込んだような霊気を感じさせてくれる場所ですね。
伊勢の国ならではの神話の世界へと入り込んでもらえるお勧めのパワースポットです。
足型遺跡
参道を歩いていると足形遺跡がありました。
誰の足型でしょうか??
右の方の側の中には足形に見える石があります。
侵食したとしても珍しい石ですね。
禊滝
しばらく歩くと禊をする滝が流れているのが見えて来ます。
霊水の持つイオンパワーを浴びることが出来ます。
ここでは霊水を飲むことが出来ないので、右手にある石畳を登って行くと、そこに霊水の湧き出る水穴が有ります。
禊をしたように身も心もリフレッシュさせてくれます。
地元の人の話では、時々この滝に打たれている人を見かけるそうです。
滝に打たれたあとの着替えはと心配すると思いますが、更衣室が水穴の隣にあるので滝に打たれたあと着替えることもできて安心です。
更衣室
恵利原の水穴
ひんやりとした空気に包まれた林道の先に、天照大御神が弟の須佐之男命の悪事を戒めるために隠れたと伝えられている洞窟が残っています。
天照大神がお隠れになったと伝えられる「天岩戸」
地元の人が飲み水として汲みに来てました。
飲んでみたのですが、癖のない柔らかな水で体の中にスーッと入っていくように感じられる優しい飲みやすい水でした。
岩穴から湧き出る清水は「名水百選」に認定されています。
アクセス情報
住所
車でのアクセス
「伊勢IC」より伊勢神宮内宮方面へ、宇治浦田町の信号左折 約25分
駐車場
無料
15~16台ぐらい止められます。
天の岩戸の伝説について
天の岩戸はみなさんも知っている通り天照大神が隠れたという神話ですね。
では、なんで隠れたのでしょうか?
イザナミが火の神を生んだことで死んでしまいます。
それを嘆いたイザナギが黄泉の国へイザナミを追いかけて行きます。
黄泉の国のイザナミは焼きただれ見る影もなくイザナギはそれを見て嘆き見ていられなかったために黄泉の国から帰って来ます。
黄泉の国から帰ってきたイザナギは池で禊をして自分の体を洗い、その時にたくさんの神が生まれます。
右目を洗ったときにツクヨミ、左目を洗ったら天照が生まれ鼻を洗ったらスサノオが生まれたと言われています。
禊を行った池が「みそぎ池」として今も宮崎の地に残ってるということです。
そのスサノウが暴れたことで心を痛めた天照が岩穴に隠れ、岩戸を締めてしまいます。
天照は太陽の神様なので姿を隠したことで暗闇の世界となって困った神々は天安河原に集まり相談をし岩屋の前で宴を開きます。
外が騒がしく気になった天照は少しだけ岩戸を開けます。
岩戸が開いたのを見た力の強い天手力男命が天照を外に引っ張り出し暗闇だった世界は元通りになった。
という神話が残っています。
イサナギが禊をしたと言われるみそぎ池(宮崎市観光協会HPからお借りしました)
偶然に通りかかった天の岩戸!
この川の流れは伊勢神宮の「五十鈴川」につながっている水なんです。
五十鈴川の源流で心の洗濯ができて身も心もリフレッシュさせてもらいました。